| 質問 |
MI(Minimum Intervention)という言葉を聞いたことはありますでしょうか?
元来、この言葉は一般外科で使用されており、できるかぎり患者様の体の侵襲を少なくしようという試みに対して用いられてきました。例えば、腹腔境手術などがそれです。歯科でもMIが頻繁に叫ばれるようになりました。このMIそのものの概念が以前の歯科治療をかなり変貌してきたといえます。以前であれば、歯が少しでも白濁していればすぐに削っていたものが、今では状態によっては「経過観察しましょう」となります。
MIを支えるのが「接着」と「う蝕学」です。虫歯を取って穴を塞ぐのですが、以前はなかなか削り取った部分と接着材がつかなかったために、治療したのに詰め物が取れたり虫歯が再発していましたが最新の材料(接着性レジン)の登場によって取れる頻度がかなり減少してきました。
う蝕学(Cariology)とは、なぜ虫歯になるか?虫歯を予防するにはどうしたらいいか?という学問です。我々、歯科医の仕事はただ虫歯を取って詰めたり痛みを取るだけでなく、患者様サイドに理解してもらわなければ、虫歯はなかなか減らすことはできません。
当院では、MIを実践して、極力歯を削らずに、できるだけ歯の神経を残すように努力しております。
通常であれば麻酔をして虫歯を除去します。
その段階で歯の神経を残すか金属などを入れるための型取りをするか決定します。つまり、一般的な虫歯治療とは虫歯を除去することが最優先となります。それに対して3Mix法とは3種類の抗菌剤と抗菌剤の運搬作用を担う基材(MP)を用いて虫歯や根っこの病巣(根尖病巣)を無菌化を達成させます。これにより、歯を削る量はかなり減らせることができ、麻酔を必要としない場面が増えます。
MI(ミニマルインターベーション)の究極の治療ともいえます。
利点:
| 1, | 歯を削る量が少なくできる 麻酔量が減らせたり神経の処置をしなければ診療回数も少なくできます。 |
| 2, | 年齢、性差がない 特に虫歯の治療が苦手な小児に有効です。 |
| 3, | 再石灰化を促す 生体がもっている組織修復作用により軟化した象牙質(虫歯)を無菌化、再石灰化を促し虫歯の再発を予防する。 |
| 1, | 抗菌剤を使うので薬剤アレルギーが問題になる。 |
| 2, | 歯の変色がでる場合がある:前歯には注意が必要である。 |
| 質問 |
歯周病は30代、40代の8割がかかっていると言われていますが、実際歯周病の治療を理由に来院される患者様はかなり少なく、大抵の方がかなり歯を喪失されて義歯(入れ歯)やブリッジになってから、つまり60代以上になってから来院される場合が非常に多いのが現状です。
虫歯よりも歯周病が特に厄介なのは
(1)現状であまり痛くないので放置されやすい。
(2)治療期間が長期に渡る。
(3)患者様に積極的に治療に参加してもらう必要がある。
の3点です。
やはり、ご自分の歯で一生過ごすには歯周病の治療は欠かせません。当院では、歯周病の治療、予防、特に歯ブラシ指導に力を入れています。一生、ご自分の歯で過ごしていただくのを目標にしています。
| 1、初期治療(歯周基本治療) |





| 2、歯周外科、再生療法 |
歯周基本治療(ブラッシング指導・歯石取り・麻酔下の歯石取りなど)が奏功しない場合や口腔内環境を整えるため歯周外科(小手術)を行う場合があります。
歯周組織再生療法とは、喪失した骨や歯の周囲の組織を再生させることで、理想的な治療形態を望めます。結果として長期的に歯を維持できます。
当院ではエムドゲイン(EMD)という最新の材料を使用しております。