インプラントとは、金属製のチタンを、顎骨内に埋めて歯の代用とすることを言います。
チタンは整形外科領域でも頻繁に使用されています。インプラントの歴史は古く100年以上も経ちますが、現在のような予知性のあるインプラントとなったのは、1960年代にスウェーデンで行われたインプラントからです。
日本に導入されたのは1980年代になります。インプラントによって、歯牙喪失の伴う顎提吸収を防ぐことで顔面の周囲組織にも影響を与えアンチエイジング(若返り)の効果、食生活にも影響を与えるため老化防止など、寿命との関わりもあることをいわれています。
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| (1)隣の歯を削る必要がない。 (2)噛みやすくなる。 (3)入れ歯から開放される。 (4)入れ歯を安定させる。 |
(1)治療期間が長期に渡る。 (2)治療費が高額である。 (3)手術が必要である。 |
一回法は手術が一回で済み、二回法は手術が二回必要な場合を言います。
一回法はインプラント埋入時に土台まで済むことをいいます。二回法はまず、インプラントを骨内に埋入し骨との結合(オッセオインテグレーション)を待ちます。ある期間(2〜6ヶ月)待機後、もう一度粘膜部分を開いて上部構造のための手術を行います。
当院では、患者様の負担を考えますと一回法のインプラントをメインに行っていますが、患者様の噛み合わせ、審美性の関わる部分、骨の状態などを総合的に判断して二回法を行うこともあります。
1)GBR(骨造成術)
インプラントを埋入するにあたって骨の幅や高さが不足している場合インプラントのねじ山が露出してインプラントの予後が不安視されます。そこで人工骨で不足部を補って骨を誘導しその他の組織を遮断するため遮蔽膜を使用します。この治療によって骨再生を促します。
2)ソケットリフト、サイナスリフト(上顎洞底挙上術)
インプラントの治療で下顎よりも上顎の方が難しいと一般的に言われています。
1:上顎の方が下顎よりも骨質が疎のため(骨が柔らかい)固定を得にくい。
2:上顎洞という鼻腔(鼻の穴)と隣に大きな空洞があるため抜歯したところから残っている骨の高さがインプラントを埋入するのに必要な高さが不足している。そこで、上顎洞底部を挙上することが必要となります。ソケットリフトとはインプラントを埋入する穴から特殊な器具、人工骨を使って
インプラントを埋入する方法です。挙上する時に骨をついだするため骨質の改良(オステオトーム)も同時に行われます。
サイナスリフトとはインプラントと異なった場所から上顎洞を開窓して直視下で上顎洞底部を挙上する方法(ラテラルアプローチ)で大幅な挙上が可能となります。
3)スプリットクレスト
インプラントを埋入できない様な細くなってしまった骨を2分割して骨幅を広げておいてインプラントを埋入する方法で2,3本同時に埋入する時に行います。インプラントが自家骨(自分の骨)に囲まれているメリットは大きいです。隙間に人工骨を添入したり場合によっては遮断膜を併用する場合もあります(GBR)。
様々な再生療法によってインプラント治療の幅が大きく拡大しました。逆にインプラントを埋入するにあたってただ埋入するというよりも再生療法の何れかが必要な場合が多々あります。
1:アストラテックインプラント(スエーデン製)
2:ジマーインプラント(アメリカ製)
3:POIインプラント(日本製)
世界3大インプラントは
1:アストラテックインプラント
2:ITIインプラント
3:ブローネマルクインプラントです。
これらのインプラントは品質が世界的に認められています。アストラテックインプラントの利点は審美性の追及される部位には大きく貢献します。
ジマーインプラントは通常のインプラントとは異なりHAがコーティングされています。このHAとは骨細胞を誘導する効果があり、抜歯即時埋入や大幅な骨造成をする時に威力を発揮します。
患者さんの意向でなるべく早く、回数も少なくしたい方に有効となります。
POIインプラントは京セラ(現JMM)が製造していますので日本人のためのインプラントということもあり国内ではシェアはかなり高いです。